和泉市でヨガを活用し自律神経と五月病を整えるための新習慣ガイド
2026/05/04
何か特別な出来事があったわけでもないのに、心が落ち着かない。
些細なことが気になったり、まだ起きてもいないことを心配したり。
そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
私たちの心は、いつも穏やかであるとは限りません。
そしてヨガは、そんな心を無理に静かにしようとするものでもありません。
目次
心は、なぜ揺れ動くのでしょう
インドの古典『ヨーガ・スートラ』には、次の言葉があります。
yogaś citta-vṛtti-nirodhaḥ
ヨーガとは、心の働きの止滅である。(1章2節)
ここでいう「心の働き」とは、考えること、記憶すること、想像すること、物事を判断することなど、私たちの内側で絶えず生じている活動を指します。
私たちは普段、こうした心の働きに強く影響されています。
誰かの言葉に傷ついたり、過去の出来事を何度も思い返したり、まだ見ぬ未来に不安を抱いたり。
けれども、ヨガでは、心に生じる思いや感情をそのまま自分自身だとは考えません。
心の働きを見つめること。
そこに、ヨガの大切な実践があります。
瞑想を始めた方から、よくこんな言葉を聞きます。
「雑念ばかり浮かんできて、うまく瞑想できません」
けれども、考えが浮かぶこと自体を失敗と捉える必要はありません。
大切なのは、考えが浮かんでいることに気づくことです。
「ああ、今こんなことを考えているんだな」
そう気づいたら、再び静かに自分の呼吸へと意識を向けてみます。
何度も心が離れては、また戻ってくる。
その繰り返しもまた、ヨガの実践です。
身体から始める、心へのアプローチ
伝統的なヨガでは、アーサナ(ポーズ)や呼吸法も大切な実践です。
身体を動かしているとき、私たちは自然に身体の感覚へと注意を向けます。
足が床に触れている感覚。
背骨が伸びていく感覚。
呼吸とともに胸やお腹が動く様子。
普段は外側の出来事に向かいがちな意識を、自分自身へと向けていきます。
難しいポーズを完成させる必要はありません。
今の身体の状態を知り、呼吸を感じ、無理なく実践する。
その積み重ねが、心を観察するための土台にもなっていきます。
心が揺れない人になるのではなく
ヨガを続けていれば、嫌なことが起こらなくなるわけではありません。
悲しみや怒り、不安がまったく生じなくなるということでもありません。
けれども、心に何かが生じたとき、その働きに気づくことはできます。
感情に巻き込まれている自分に気づく。
考え続けている自分に気づく。
そして、その心の働きから少し距離を置いてみる。
ヨガの学びは、日常のさまざまな場面へとつながっています。
日々の暮らしの中にヨガを
ヨガは、マットの上だけで行うものではありません。
忙しい一日の中で、自分の呼吸に気づくこと。
人との関わりの中で、自分の心の反応を見つめること。
思い通りにならない出来事に出会ったとき、自分が何にとらわれているのかを考えてみること。
そうした日常の小さな気づきも、ヨガの学びにつながります。
PRASANTHIでは、南インドの師から受け継いだ伝統的なヨガを、アーサナ、呼吸法、瞑想、ヨガ哲学を通してお伝えしています。
身体を動かすことから始めても、静かに座ることから始めても構いません。
ヨガを通して、自分自身を少しずつ理解していく。
そんな時間を、日々の暮らしの中に持っていただければと思います。


