鈍感力を鍛える！ヨガのメリット

今を生きている私たちの周りには、情報があふれ、ストレスを抱えやすい環境が日常になっていないでしょうか。特に40代・50代になると、仕事や家庭、人間関係の悩みが増え、心身ともに疲れを感じやすくなります。そんな中で重要なのが、「鈍感力」を身につけることです。

鈍感力とは、ストレスやプレッシャーに過敏に反応せず、必要以上に自分を追い詰めない力のこと。

これは決して「鈍い人」になるという意味ではなく、物事を冷静に受け止め、必要のないストレスを軽減するための大切なスキルです。そして、この鈍感力を鍛える方法として、ヨガと瞑想が非常に効果的なのです。

ヨガは、呼吸と動きを組み合わせたインドの伝統的な修行法です。ヨガを行うことで、心と体のバランスが整い、ストレスをコントロールする力が身につきます。特に、40代・50代の方にとって、次のようなメリットがあります。

1.自律神経を整える ヨガの深い呼吸法は、自律神経の働きを良くします。交感神経・副交感神経を活性化させ、やる気やリラックスを促します。ストレスや緊張を感じたときに、呼吸を整えることで、気持ちが落ち着き、冷静に対処できるようになります。

2.体の不調を改善する 40代・50代になると、男女ともに肩こりや腰痛、不眠などの悩みが増えてきます。更年期障害と呼ばれる不調が現れてくる時期ですね。ヨガのポーズを習慣にすることで、体の柔軟性が高まり、慢性的な不調が軽減されることが期待できます。

3.マインドフルネスを身につける ヨガでは、「今、この瞬間に集中する」ことが重要視されます。過去の失敗や未来の不安にとらわれず、現在の自分の状態に目を向けることで、心が安定し、余計なストレスを抱え込まない習慣が身につきます。

瞑想は、心を静め、思考を整理するための実践です。特に、鈍感力を高めるためには、「何もしない時間」を意識的に作ることが重要です。

簡単な瞑想の方法をご紹介します。

できれば朝や寝る前に、5〜10分程度の時間を確保しましょう。

椅子に座っても、床に座っても構いません。坐骨を立てて心地よく背筋を伸ばし、リラックスできる姿勢をとりましょう。

鼻からゆっくり息を吸い、鼻からゆっくり吐きます。呼吸のリズムを感じながら、頭の中の雑念を手放していきます。

瞑想中にさまざまな思考が浮かんできても、それを否定せず、「今、こんなことを考えているな」と客観的に観察するだけでOKです。←これが大切です。